【NPO法人だいじょうぶ】
この度は、歳末たすけあい募金をお寄せいただきありがとうございます。 助成をいただいたおかげで、居場所の子どもたち22人(内1人は2月に予定)にお年玉として靴をプレゼントすることができました。他に、相談事業等で訪問するご家庭の子どもも含め50人にクリスマスのお菓子の詰め合わせをプレゼントしました。 子どもたちの喜びが少しでも伝われば嬉しいです。ありがとうございました。
【障害者支援施設 とちのみ学園】
12月22日(木)にクリスマス忘年会を開催しました。午前中はビデオ鑑賞、昼食はバイキング料理でたくさんのメニューが並び、その中から食べたい物を満足いくまでいただきました。自分で選べる利用者さんは自分で並んで、車いす等で選べない方には職員が好みを考えながら選んであげ、お腹いっぱいいただきました。
午後はクリスマス会として、外部の方のオカリナ演奏、利用者の方たちのカラオケ大会、そして園長サンタからのプレゼントが1人1人に手渡され、みんな笑顔いっぱいでした。本当に楽しい一日を過ごすことができました。これも皆様方からのご好意があってこそです。本当にありがとうございます。【障害者支援施設 那須共育学園】
今年もNHK歳末たすけあい募金の配分金を賜り誠にありがとうございます。募金に協力くださった皆様のご厚意に心から感謝いたします。今回いただいた募金は餅つき大会に活用させていただきました。おもちをつくのも、声援をおくるのも、つきたてのおもちをいただくのも、皆さん楽しい時間を過ごせたと喜んでおりました。
今後とも利用者処遇の質の向上を図るべく、邁進してまいる所存でおりますので倍旧のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
毎年、赤い羽根共同募金の3%を、大規模災害に備えた災害等準備金として積立てをしています。
平成23年3月11日の東日本大震災の被災者の方々や原発事故による避難者の方々への栃木県内での救援・支援について、この災害等準備金の助成による活動を行う各団体からの声が届きましたので、ご報告いたします。
○ 宇都宮市社会福祉協議会
東日本大震災の発生に伴い、宇都宮市では震度6強の揺れを観測し、全壊9棟、半壊239棟、一部損壊16,742棟という甚大な被害が発生しました。
宇都宮市社会福祉協議会では宇都宮市からの要請を受け、3月16日に河内総合福祉センター内に災害ボランティアセンターを設置し、市内の一人暮らし高齢者や高齢者夫婦世帯などの支援が必要と思われる世帯を対象に災害ボランティアを派遣し、崩れた屋根瓦やブロック塀の集積、室内の整理などの活動を行いました。
災害ボランティアセンター設置運営マニュアルの策定や、災害ボランティア養成講座の開催、防災訓練への参加など有事の際の訓練を重ねてきましたが、災害ボランティアセンターの設置・運営は初めての経験であり、開設当初は暗中模索の状態でした。
しかし、災害ボランティアセンターにお越しいただいたボランティアの皆様に大変勇気づけられ、励まされました。会社員の方はもちろんJ2に加盟している栃木SCのサッカー選手も個人としてボランティア活動にご参加いただき、皆様それぞれ参加の動機はあったかと思いますが、「困っている方々の力になりたい」という優しさと思いやりの心を感じました。
災害ボランティアセンターの運営は毎日が反省続きでしたが、最も心がけたことは「ボランティアの皆様が活動しやすいための環境と雰囲気づくり」です。災害時には運営スタッフも業務に追われ笑顔が消えてしまいがちですが、スタッフ同士はもちろんのことボランティアの皆様への声かけや笑顔を大切にしながら運営にあたりました。
1日最後のスタッフ反省会には、その日活動していただいたボランティアの皆様にもご参加いただき、運営面のアドバイスなどもいただきながら翌日に活かすような手法を取りました。
ご参加いただいたボランティアの皆様は笑顔に溢れ、力強く、またボランティア同士の繋がりが出来ていく様子に、人と人の絆の大切さ、素晴らしさを強く感じました。
宇都宮市では現在も災害ボランティアセンターを開設中ですが、市内のボランティアニーズは落ち着いている状況です。
しかし、東北地方から避難されている方々の支援は今後も継続していく必要があり、現在も宇都宮市内の特別養護老人ホームに避難されている介護の必要な高齢者の方々に対しては、傾聴ボランティアの皆様に活動していただいております。10月31日現在、ボランティア登録者は842名、ボランティアの依頼件数が103件、活動していただいたボランティア数は延べ385名となっています。
今回、ご寄附いただきました皆様方の心温まるご支援により、災害支援活動の実施に際し不足していた一輪車やスコップなどの活動備品等も整備することが出来、災害ボランティアセンターの運営に多大なるお力添えをいただいております。
今回の大震災を契機に、人と人の支えあいや助けあいの大切さに加えてボランティアの皆様の力強さを実感しましたが、災害時に限らず、平常時においても市民の皆様主体による地域福祉の推進に邁進したいと考えております。
多大なるご支援とご協力に対し、厚く御礼申し上げます。
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○ 大田原市社会福祉協議会
(大田原市災害ボランティアセンターの活動状況概略)
3月11日:地震発生直後から、利用者さんの安否確認、市内被災状況の情報収集、災害ボランティアセンター立ち上げに向けての下準備を始めました。
3月12日:市と市社協で災害ボランティアセンターを立ち上げ、市民生委員児童委員協議会連合会、市ボランティア連絡協議会、那須野ヶ原青年会議所、IUHWボランティアセンターと力を合わせて運営しました。大きな余震が続く中、ニーズの把握、ボランティアの募集を行い、16日から本格的にボランティアの派遣を行いました。
ボランティア登録者数は877名。市内でのボランティア派遣件数 は127件。ひとり暮らし高齢者や高齢者だけの世帯、障がい者世帯からのニーズを受けて、主に塀や瓦などの片付け・運搬など、また県外からの避難者を受け入れている避難所での支援などを行いました。
市内の2次避難所が閉鎖されたことを受けて、災害ボランティアセンターを閉鎖し、今後は、県外からの被災者支援活動など、市社協ボランティアセンター事業として支援を続けていきます。
(ボランティアさんへ感謝の言葉が届きました)
・ ひとり暮らし高齢者の方から「大谷石の塀が崩れてしまい、途方にくれていました。若いボランティアさんが一生懸命片付けてくれて、本当に助かりました。」
・ 避難所では夜間寒いので、ボランティアさんのアイディアでペットボトルで湯たんぽを作りました。「朝までゆっくり休むことができ、感謝しています。」と避難されている方から感想をいただきました。
(寄付者へのメッセージ)
たくさんの方が「何か役に立ちたい!」とボランティアセンターに登録してくださいました。その想いを支援が必要な人につなげたり、生かしたり、被災者の心に寄り添う活動ができるように支援したりする、災害ボランティアセンターの機能がこれほどにも重要だという事を改めて感じました。
この災害ボランティアセンターを支えてくださっているのが皆さんです。皆さんからの募金があったからこそ、災害支援のために使える仕組みがあったからこそ、災害ボランティアセンターは機能することができ、ボランティアさんは想いを形にすることができ、如いては被災された方の暮らしを支えることにつながっているのだということを痛感しています。
募金してくださる皆さんの想いは、災害ボランティアセンターや活動するボランティアさんと共に、被災された方に届いています。
赤い羽根共同募金にご協力いただいたたくさんの皆さんに心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
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○ 市貝町社会福祉協議会
震度6強という強さの地震が町を襲い、瓦が落ちる音が近隣に響き土埃が一気に舞い上がりました。震災直後は妙な静けさがありましたが、時間が経つにつれ災害の大きさを目の当たりにする情報が飛び交い始めました。震災後2日間はライフラインの復旧が大きなニーズでありましたが、日を追うごとに自宅の瓦礫除去等のニーズが行政窓口に寄せられ始めました。
農村地域である、我が町は瓦の除去や大谷石の塀をどうにかしてほしい等のニーズが多くありました。
一人暮らし、高齢者世帯の瓦礫除去を主に活動を行うにあたり、ボランティアを募ると同時に、活動準備を行わないといけなかったのですが、共同募金会の早急な対応により、資材の購入及び車両の手配、災害活動保険の加入を迅速に進めることができ、短期間で依頼への対処ができました。
片付けの作業した高齢者世帯の方より、「どうしても片付けは重労働になってしまうから本当に助かった」と感謝の電話等も頂き、また作業してくれる方々が傍にいることで「人が傍にいると安心するね」という言葉も聞けました。
我が町は、地域のつながりがまだ希薄化はしていないため、震災直後から近所の方々が力を合わせて何かしらの対応がされていましたが、今後の国民の課題にもつながる地域の力・繋がりを今回の災害を通して改めて再構築していかなければならないと感じました。震災によって多くの物を失いましたが、そんな時だからこそ人と人との助け合う姿が、被災した私達を励まし、前に進む力をくれるのだと感じました。
○ 那須町社会福祉協議会
震災直後は、当建物内も棚という棚がひっくり返っている状態でした。ある程度片づけが終わるころから、町内の被災をされた方々が、避難所指定となっている当建物に集まってきて、夕方には、建物の収容人数を超える人々が避難してきました。
町の中心部の被害がひどく、停電と断水が数日間続きました。
そのような中、3月16日より3月22日までの間災害ボランティアセンターを立ち上げ、依頼件数97件、延べ活動人数579名の方々にご協力を頂きました。
活動は、高齢者世帯や障害者の方がいる世帯を中心に、家の中の片づけや落ちた屋根瓦の片づけの他、避難所の炊き出し、支援物資の受付・仕分け等を行いました。
高齢者のみの世帯の方からは、自分達だけではどうにもならないと思っていたところ、ボランティアの方々が来てくれてとても助かりましたととても感謝していました。
一般のボランティアの他に、地元中学校の3年生が、何か自分達にも手伝えることがあるのではと大勢ボランティアに駆けつけて下さり、活動してくれました。
また、ボランティアセンター閉鎖後も、福島県からの避難者を受け入れた事もあり、炊き出しや、避難所の運営等に4月27日までボランティアの方々のご協力を頂き、その間の活動実人数は235名にのぼりました。
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○ とちぎボランティアネットワーク
本会は被災地の福島・宮城県内6カ所で仮設住宅の生活支援を続けるほか、栃木県内でも避難者の支援活動を行っています。この中で、共同募金災害等準備金からの助成金は県内の避難者の支援活動に使わせていただいております。
県内の避難者は2500人にものぼっています。避難している人どうしの自助活動の支援と個別のSOSへの対応を活動の2つの柱としています。10月には「とちぎ暮らし応援会」を県内の社会福祉協議会、市民活動支援センター、NPO、栃木県とともに立ち上げネットワークを組んで被災者の支援をしております。
被災地内、県内と活動範囲も広範ですが、これからもみなさまのお気持ちを生かした活動を続けていく所存ですので、今後もご協力よろしくお願い致します。
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